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海ブドウ:藤枝発、人気 駿河湾海洋深層水使い中間養生施設 沖縄産を鮮度保ち出荷

公開日:2015-08-25

ブドウの房のような形で、独特の食感を持つ沖縄特産の海藻・海ブドウ。現在、藤枝発の海ブドウが県中部の飲食店やスーパーを中心に人気を集めている。藤枝市高柳の水産加工卸売会社「沖友(おきゆう)」(岡村邦康社長)などが7月、駿河湾の海洋深層水を使った海ブドウの中間養生施設を市内に整備し、鮮度を保ったままの出荷を可能にした。

同社の海ブドウは、藤枝市と友好都市提携を結ぶ沖縄県宮古島市産。これまで同市産のモズクなどを取り扱っていたが、岡村社長が「新鮮な海ブドウを多くの人に届けたい」と、食感と鮮度を保つ方法を模索し、地元の深層水を生かした中間養生に行き着いた。

同社によると、これまで海ブドウの賞味期限は6日間ほどだった。沖縄からの発送や検品で3日間を費やすため独特の食感を保つのが難しく、本土での流通は限定されていた。

同社などは、ミネラルの豊富な深層水を水温20度程度に保ち2〜3日間浮遊させながら培養すれば鮮度が回復し食感や色つやを向上できる、という県水産技術研究所の分析結果に基づき、「中間養生施設」を開発。1トン分のタンク3機で養生することで、鮮度を回復してからの出荷が可能になった。

この施設を使った海ブドウを、「藤枝海ブドウ」として40グラムパック500円で7月下旬から市内のスーパーで売り出したところ好評で、この1カ月間で牧之原市など志太榛原地区のスーパーでも売られるようになった。藤枝市内の居酒屋など飲食店5店舗の他、島田市や静岡市内のすし屋などでも「逸品」として提供されているという。

岡村社長は「東名など交通の便の良さも利用し、今後は関東地方など大消費地にも新鮮な海ブドウを提供したい」と、販路拡大と全国出荷への仕組みの確立を目指している。現在は1日平均で2〜3キロの海ブドウを宮古島から入荷中で、当面は年間3トンの出荷を目標にしている。

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